活動報告

第10回園芸福祉シンポジウムin名古屋 開催

2011年7月 2日 12:49

主催:NPO法人花と緑と健康のまちづくりフォーラム
 共催:NPO法人日本園芸福祉普及協会
昨年の福岡市に続き、名古屋市中区で6月18日(土)に「震災復興に向けて 園芸福祉のできること」をテーマとしたシンポジウムが開催されました。

第1部 園芸福祉の社会貢献
■基調講演 中越地震被災者の復興と農園芸
五十嵐 豊氏(新潟県長岡市山古志支所産業建設課)
基調講演 中越地震被災者の復興と農園芸 中越地震で被災された旧山古志村の人たちの仮設住宅での花の植栽や、生きがい健康農園での野菜づくりが、再建した村に戻った後の地域コミュニティづくりに良い影響を与えたことなどの話をいただきました。

■パネルディスカッション 復興に向けて園芸福祉のできること
      コーディネーター 吉長成恭氏(日本園芸福祉普及協会)
      パネリスト     五十嵐豊氏(前出)
                  齋藤徳子氏(うつくしま園芸福祉の会事務局)
                  田村 亨氏(花と緑と健康のまちづくりフォーラム)
■パネルディスカッション 復興に向けて園芸福祉のできること 現在被災者の避難所となっている福島市の体育館で園芸福祉活動を行っている齋藤さんから、被災者が自主的に公園の草取りに参加してくれているお話を始め、被災直後から花や植物は求められていること、カウンターパートの重要性、何ができるかを発信していないと求める側も困るなど、活発な意見交換が行われました。また、福岡西方沖地震の仮設住宅でのゴーヤの日よけ事例の紹介や、震災1ヶ月後に宮古市で被災者市民と支援者共同で花の植栽を行った事例等も紹介されました。

第2部 園芸福祉の多様な活動
■活動報告・発表
 愛知県と三重県で実践している下記の活動5例をパワーポイントで紹介していただきました。
①高橋 律氏:三重県(正寿会利用者の自立支援について)
②相可高等学校生:三重県(ハンドクリームプロジェクト)
③伴 和彦氏:愛知県(愛知県農業分野の障がい者雇用普及事業)
④尾澤千隆氏:愛知県(ワイルドフラワーガーデンブルーボネットにおける活動)
⑤竹内建吾氏:愛知県(知多市 緑と花のまちづくり計画)

■震災復興に向けての園芸福祉宣言
 最後に、別紙の「震災復興貢献の誓い」がシンポジウム参加者の満場一致で承認された。

 

震災復興貢献の誓い

 私たちは『花や野菜を育てて、皆で幸せになろう』の声の基に集い、10年間で日本全国に多くの賛同する仲間を得、花や野菜づくりなどの園芸の持つ効用を福祉や健康、教育、 まちづくりなどに活かす活動を行ってきました。
 2011年3月11日に東日本を襲った巨大地震と津波は、未曾有の大被害をもたらしました。人々の幸せを求める私たちの心は、悲しみでいっぱいです。
 今回の地震と津波、そして原発事故がもたらした被害と余波は、私たちの生活のみならず、世界中の人々の価値観やライフスタイルまで変えようとしています。
 被災地や被災された方々に、園芸福祉活動でできることは少しだけかも知れません。
しかし、私たちは、花のチカラを信じ、緑のココロと人の和を持って、被災された方を勇気づけ、地域復興の一助を担う努力を行って参ります。

そして、ここに誓います。
一、私たちは、豊かな恵みの大地が蘇るよう、花と緑で未来を創ります。
一、私たちは、生命の源大海原が蘇るよう、花と緑で未来を創ります。
一、私たちは、ともに生きる同胞の笑顔と希望が蘇るよう、花と緑で未来を創ります。

2011年6月18日

        第10回園芸福祉シンポジウムin名古屋参加者一同

 

 誓いの具体策として、当面以下のことを行います。

1. 園芸福祉の福島県組織「うつくしま園芸福祉の会」を始めとする被災者支援活動に協力します。
2. 園芸福祉活動で被災地支援の気持ちを表すため、シンボルフラワーを設定します。
3. 日本園芸福祉普及協会内に被災地支援活動を検討する組織を設け、具体的な支援活動を検討します。
4. 被災地の行政やNPO、市民活動組織などと連携し、園芸福祉活動拠点のネットワーク化を目指します。